集客力のある企業との交渉に全力
西日本リーシング部
植松 知大
入社までさまざまな業種と立場を経験
最も面白かったリーシング担当で入社
イオンタウンに入社するまでは、様々な業種への転職や、起業を経験してきました。最初は出身地の広島県内にある花屋に就職して、自分で花束も作っていました。次にイオングループのイオンモールに現地採用されて、営業支援や管理などの業務にあたりました。
リーシング業務を始めて経験したのは、イオンモールが広島県内にオープンしたアウトレット1号店のジ アウトレット広島です。そこでテナントに入居する企業の誘致を担当しました。誘致が終わったところで会社を辞めて、その次は起業です。地元の企業と共同でフルーツ大福の専門店を立ち上げて、そのアウトレットに出店しました。予想以上に売れたのは良かったのですが、朝4時からお餅をついて、あんこを作って、夜11時まで働いていたために、体調を壊してしまいました。
その後はお店を人に譲って、料理教室を展開する会社に入って新規に出店する業務を担当しました。つまり、私は商業施設の営業や管理から、リーシング、店舗のオーナー、さらには企業の出店担当まで、様々な立場でショッピングセンターに関わってきました。その中で最も面白かったのがリーシングでした。あるときイオンタウンがリーシング担当を募集していると聞き、同じイオングループで働いた経験もあったので転職を決めました。
関東から関西、広島、鹿児島まで担当
全国の商業施設やインスタグラムで情報収集
現在所属しているリーシング推進部は、基本的には関東・北陸で新規開業する商業施設に入居する企業を誘致する部署です。ただ、私はエリアを超えて、関東・北陸のほか、大阪府内と広島県内の新店、それに鹿児島県姶良市のイオンタウン姶良のリニューアルなども一部担当しています。
毎月各地に足を運んで、それぞれ1週間ほど滞在しています。移動距離の長さが大変な一方で、出張によって全国各地の商業施設を見ることができます。リーシングはどれだけ店を知っているかが大事です。個人的にも商業施設が好きなので、いろいろなところを見て回っています。
商業施設を訪れること以外に、情報収集で活用しているのがインスタグラムです。カフェや洋菓子店、ベーカリー、レストランの新規オープンなど、リアルでタイムリーな情報が得られます。
食を中心にしているインスタグラマーを何十人もフォローして、他社が知らないお店を見つけようと、日々アンテナを張っていますね。
コロナ禍でも初出店の企業を誘致
魅力的なショッピングセンターづくりに奔走
これまで特に印象に残っているのは、イオンタウン茨木太田の開店に関わったときです。2021年3月の開店なのでコロナ禍の最中でしたが、イオンタウンの新たなイメージを作ろうと、集客が期待できる企業の誘致に奔走しました。
ただ、イオンタウンは区画数が少ない施設が多く施設の売上規模がそこまで大きくないので、これまで出店を避ける企業が多かったのも事実です。茨木太田も50店舗くらいの規模で多くはなかったのですが、これまで出店していない企業に「今回だけは」とお願いして(笑)、口説いてまわりました。
結果としては、魅力的な店舗が揃い、しっかりお客様にも入っていただいて、大成功したSCになりました。イオンタウン姶良でも、地域のお客様が強く要望した企業を誘致したことで好評を得ています。世の中でリーシングの仕事に携わる事が出来る人は少なく、限られた人にしかできない職業です。多くの経営者と話をすることで人生経験も広がります。リーシングは本当に面白い仕事だと思っています。